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2017年4月2日 

 いま、どこを歩んでいますか

~ いま、どこを歩んでいますか

 4月になりました。年の始めと違って、新しい生活や今までとは違った環境を迎える方も多いと思います。この時期は、自分や周囲との関係を見つめ直すよい機会ですね。
 今日は、「放蕩息子」の話を中心に、いま自分はどこを歩んでいるのか、神様とは、周囲とは、をご一緒に考えて行きたいと思います。
 「放蕩息子」の話はルカ書に出てくる例え話です。いきなり二人の息子の弟の方が「財産を分けて下さい」とお父さんに言う所から話は始まります。
 聞いた話ですが、アジアのある地域で聖書の話をするのに、この例え話を始めた所、この冒頭の部分で聞いていた人たちが「ひどい話だ」と怒り出してしまい、話を続けられなくなったそうです。この地域では財産の話をするのは親が死ぬ時だそうで、「財産を分けて下さい」と子どもが親に言うのは「死んでしまえ」と言っているに等しい事だということです。
 日本でもややこしい時代になって、遺言状のあるなしでの相続トラブルも聞きますが、子どもが「遺言状を書いて下さい」と親に言うのは、この地域と同じくなかなか言えないですよね。言えるような親子関係を築いておけたら幸いです。
 例え話に戻りますが、このお父さんはとても気前のいいお父さんで、弟だけでなく兄にも財産を分けてやります。ところがこの弟君、さっさと荷物をまとめ遠い所へ行ってしまいます。そこで放蕩に身を持ち崩して、もらった財産を使い果たしてしまいます。その後食べるものにも困るようになってから、ようやく我に立ち返り、父親の元へ帰って行きます。このお父さん、息子を自分から迎えに行き、彼の言う事に耳も貸さずに主役に仕立て上げ宴会を始めます。
 それを知って怒り爆発したのが兄でした。「ずっと仕えてきたのに小山羊一匹ももらった事がない!それなのに財産を浪費した弟には肥えた子牛をほふった!(あなたはなんという事をするのか!)」と文句を言います。
 この例え話は、第一に神様と自分がどんな関係にあるのかを教えられます。おねだりの真っ最中でしょうか? 神様と離れこの世を楽しんでいますでしょうか?八方塞がりで食べるものにも困っていますでしょうか? 神様の元へ帰ろうと決心したところでしょうか? 訳もわからないまま神様の祝福に浸っていますでしょうか? 神様の側にいるのに、全てを任されているのに、祝福を感じないままでしょうか?
 もし、今日自分はこの関係にいると思う事があっても、それは脇に置いて下さい。今日、ご一緒に受け取りたいのは、神様との関係がどうだこうだでなく、神様ご自身です。
 今日、全ての良い物で満たして下さる方を受け取りたいと思います。そして神様の栄光を現す者として一緒に働いて行きましょう。それが神様が私達に願っておられる事です。
 神様への賛美が、感謝が、喜びが満ちあふれる一週間となりますように。お一人お一人の祝福を祈ります!M.S