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2017年4月11日 

つながれた子ロバは?

~ つながれた子ロバは?

 ホサナ!ホサナ!主よ救ってください!耳の中に残っている大歓声。でも、今日は少し様子がちがう。誰ひとり、こっちを注目もしていない。それどころか、今日はじゃまものあつかい。いったいどうしたんだ。この間の歓声はなんだったのだ。何がちがうというんだ。この前は、初めてで、おどおどしていたのに。今日は、きちんと準備して、自信を持ってやってきたのに、どうしてみんな僕を見てくれないんだ。今日、ロバの子はひとり?いや一匹で、ついこの前、イエスさまと入っていった、エルサレムの城壁の中へとやってきました。あのときの興奮を忘れられずに。しかし、彼の背中に、今日はイエスさまはいません。
 イエスさまは、私たちを用いてくださいます。私たちがイエスさまと、ともに歩んでいくなら・・・私たちの特技や、私たちの立派さや、私たちの行いで、私たちを用いてくださるのではなく、私たちがただイエスさまをお乗せし運ぶとき、こんな小さな、何も出来ない、経験のないものでも用いてくださるのです。あなたのつながれたロバ(小さなもの、未熟なもの。あなた自身かも)をイエスさまに差し出すときそれを、通して人の心の中の城壁にまで入っていかれるのです。大歓声に迎えられてエルサレムへと入っていかれたように。
 誰かがやってきて自分の持ち物であるロバの子を解いているのを見たら、持ち主はいったいどうするでしょうか。ふたりの弟子は、突然にやってきて勝手に人の持ち物を解いていたのです。
 「主がご入用だから」それを聞いて持ち主は、そのロバの子を引き渡しました。
 

 今日、あなたにも語っておられるのではないでしょうか。あなたのロバ(持っているもの。あなた自身)を解きながら、「主がご入用なのです」と、私たちは、その働きかけに対してどう応答するのでしょうか?今までどんな風に応答してきたでしょうか?
 神さまが、求めておられるのがわかっていながらも、わがままで差し出せないものがあるかもわかりません。今までにも差し出すことを躊躇して、せっかくのチャンスを逃してしまったこともあるのではないでしょうか。また、あるときは主の働きかけに答えて、喜んで差し出したことが用いられ、主の栄光を見たこともあるでしょう。そして、本当の満足感を味わったことが。あるいは、今、差し出したものがこれから先どうなるのかわからないけど用いられると期待していることがあるのではないでしょうか。今日、主がご入用なのですと語られたなら喜んで差し出しましょう。
 主に用いられた多くの人たちは、それぞれのロバを喜んで主に差し出しました。神さまはそれを用いて城壁の中へと入っていかれたのです。神さまは、今あなたの差し出すロバに乗って、新しい城壁の中へと入って行きたいと望んでおられるのです。
私たちが、私たちにあるもの(私たち自身)を主に差し出して、主がそれを用いてくださらなければ、持っているものがどんなにすばらしいものであって、自分の力でそれを用いようとしても、冒頭のロバのような経験しか出来ないのです。しかし、逆にどんなに小さなものでも、主のご入用に差し出すなら、主はそれを使って、人々の心の城壁の中へと進んでいってくださるのです。
                                 M.H