single
2018年5月13日 

力を尽くして精いっぱい

~ 力を尽くして精いっぱい

 お母さん方いつもありがとうございます。私の大好きでとても励まされるなストーリー、迫害の中にある旧ソ連でのお話です。
 
 子どもたちはいつも、学校で無神論の教育を強制されていました。そんな中で、中部ロシアの熱心なクリスチャンの婦人は、自分の7人の子どもたちに、何とか神さまがおられること、そして人間をお造りになられ、愛して下さっていることを教えたいと願い自分の家の居間を解放して、日曜学校を開きました。そこに近所の子どもたちや、子どもの友達が集まって来て、毎週定期的に、イエスさまの愛を語り賛美歌を教えました。そうなると、人目につきやすくなり、ある時、秘密警察が踏みこんできて母親を逮捕して行きました。7人の子どもたちも、当局に取り上げられ、それぞれ別々の孤児院に収容されたのです。そして母親は、2年の懲役を受けました。母親は、毎日祈りました。子どもたちは、当然孤児院の中で徹底的に無神論の洗脳教育を受けさせられると思うと胸が張り裂けるような思いだったでしょう。2年が過ぎ退所の日が来ました。母親は退所を、喜び休む間もなく、ばらばらばらになっている子どもたちを探し始めたのです。そして、6人までは見つけることが出来ました。しかし、一番下の子だけは全く手がかりもなくどこかに消えてしまったかのようでした。それでも母親は探しつづけました。孤児院をひとつひとつ歩き回って雨の日も、風の日も探しました。そして、10年という年月が過ぎ去って、母親は年をとり、子どもも成長していました。しかし母親はあきらめませんでした。そしてある日、孤児院をたずね、そこにもいないとあきらめ帰りかけた時に口笛の音が聞こえてきたのです。もしやと思い音をたよりに近づいて行くと、ひとりの少年が食堂の机の下で膝をかかえ窓の外を向いて口笛を吹いていたのです。12年の歳月は、母親が子どもの面影を思い出すことさえを出来ないほどにするには十分でした。そこで母親は、かつて子どもたちに教えた「いつくしみ深き」のメロディを口笛で吹いてみました。ふたりの音が重なった瞬間に母であること、子であることを悟りふたりは抱きあったのです。そして少年は言いました「僕は、この12年間いつもこの歌を口ずさんでいました。神さまは、生きておられる方だからきっと、僕の願いをきいてお母さんをここに送ってくれる、お母さんは迎えにきてくれると、そう信じて、来てくれた時に、僕がここにいる事がわかるようにいつもこの口笛を吹いていたんだ。僕の信じたとおりになったんだ」幼い時に少年の心の中に刻みこまれた、みことばと賛美歌は12年の無神論洗脳教育の中でも消えることなく留まっていたのです。
 今日は母の日です。私たちジーザスファミリーのうるわしく、美しく、力強い、お母さん方に心から感謝を捧げます。お母さんたちの働きは決して小さなものではありません。そして、ひとりひとりの手の中に未来があるのです。この話に励まされます。母子が再会できたということはもちろんですが、それよりも、お母さんの信仰が、未来へと次の世代へと流れていったのです。ひとりの信仰が未来を造りだしていくのです。今日、いっしょに5000人の給食のピリポとアンデレから力を尽くして精いっぱいの信仰を考えてみましょう。                 M.H